201201132150


6年ぶりの記録的な大雪だそうだ。

パジャマ姿にベンチコートを「まがない」、素足のまま長靴を履き、アパートから約10m先にあるゴミ集積場まで。
雪の降り方は、小康状態だったが、外気は間違いなく氷点下。
超軽装のなめきった服装では、数分が限度だ。
歩道と車道の間に自分の背丈と同じくらいになった雪の塀が出来ていて、歩道の道幅は、ゴミで膨らんだゴミ袋より狭くなっていた。

そんなこんなで、外に出たのは、朝ゴミを一袋「投げ」に出た1回だけで、一日中引きこもって、
いつ引っ越してもいいようにと、いろいろな物を整理した。

何通も開けずにいた株式関係書類と書かれた郵便物の中から配当金の書類が出てきた。
期限を見ると、ちょうど今年の5月まで。信託銀行で手続きすれば、まだ貰える。
小額ではあるが、この発掘作業のささやかなご褒美のようだ。
同じ箱から発掘された何種類かの宝くじはもう期間が過ぎていた。
もしもその中に当りがあったとしたら、まぬけな話になってしまう。
確認を怠っていた自分に悔んでも悔みきれなくなるだろう。