JIMTOFを見学していて、「FARO」という会社があるのを知って驚いた。
自分のIDの「fajro」と1字違いだったから。

FARO→ファーロ 
なんだか柔らかい感じがして、発音しやすい。
イタリア語では「灯台」という意味らしい。

物を作るというのは、簡単なことではない。
削り、穴をあけ、磨く。そのそれぞれの工程で工作機械が活躍する。
FA(ファクトリー・オートメーション)の代表は、ロボットだ。
アームに3次元識別センサーがついていて、パレットから金型を取り出し、台座に置く。
置く時も、3次元識別センサーで、位置の調整をする。

ところで、ロボットを作るのは、やはり、ロボットで、そのまたロボットを作るのはロボットなのか・・・?

たぶんこの業界の用語なのだろう、「バリ取り」(deburring)というのを調べてみた。

(以下引用)
「"バリ"とは,材料を切ったり,削ったりした際に材料の角にできる"出っ張り"のことである。目でよく見えるバリもあるが,触ってみないとわからない小さなバリもある。ヤスリを使って丁寧にバリをとることは,高い精度で機械部品を作るための基本である。材料を切ったり,削ったりした後には,こまめにバリをとるように心がける。」

ちなみに、ネット辞書で「deburring」と入力しても、答えはでてこない。
形態素に分解して、burrの意味を調べる。形態素deは取るという意味だ。

burr

[名]

1 穴ぐり器.

2 (金属の切り口の)まくれ, かえり.

3 (一般に)ぎざぎざ;(木の幹などの)突起, こぶ.

━━[動](他)…にぎざぎざをつける.

早い話が「ギザギザ取り」だ。ギザギザ取りでは、専門用語にならないので、「バリ取り」としたのだろう。